審美セラミック

当院では、患者さんが求める美しさの追求を大切にしています。例えば、自然な歯のような見た目を求める方もいらっしゃれば、芸能人のような真っ白な歯を希望される患者さんもいらっしゃいます。

セラミック治療は単に歯の色を白くするだけではなく、歯の色、形、歯ならびまで患者さんの理想を追求することができます。当院では次の取り組みを行うことで、患者さんが求める美しい歯を提供しています。

取り組み1　徹底したイメージのすり合わせ

患者さんが求める「美」を知るためには、患者さんの想いを共有することが大切です。当院では、各工程で患者さんとイメージのすり合わせを行い、理想に近づけるよう取り組んでいます。

入念な「カウンセリング」

治療を始める前に、患者さんのご希望や理想とするイメージを明確にすることが重要です。そのため、模型や過去の症例をご覧いただきながら、治療のイメージを共有し、患者さんの理想に合ったプランを立案していきます。

「セットアップ模型」の活用

歯の型採りを行い、その型をもとにして歯の形状や配置のイメージを明確に合わせていきます。

「仮歯」の活用

特に審美性が重要な前歯の場合、最終的な被せ物を製作する前段階として、仮歯を使用することがあります。歯の形状、配置、咬合などを仮想的に再現します。

取り組み2　「専門家目線」の美の提案

審美セラミック治療において、患者さんの理想を追求するのは当然のことです。しかし、これだけですと、患者さんが美しいと感じる「主観的な美」の追求になってしまいます。

当院では、さらなる美の追求を目指して専門家目線から導く「客観的な美」を融合させた審美治療を行っております。
その理由は、患者さんが美しくなりたいと思う背景に「周囲から美しいと思われたい」という気持ちがある、と考えているからです。そのために当院が大切にしているポイントをお伝えします。

Point1唇と歯の関係（Lip to Tooth Relationship）

笑ったとき、下唇のアーチと歯並びのアーチを一致させることで、口元の美しさを際立たせることができます。
著者: 山崎長郎 クインテッセンス出版: エステティック クラシフィケーションズ より引用

Point2ゴールデンプロポーション（Golden Proportion）

前歯の幅を「中切歯：側切歯：犬歯=1.6:1:0.6」の割合で配列すると、審美性が向上します。

Point3正中線と歯並びのバランス（Median line）

正中線とは、顔の真ん中のラインのことです。上の前歯の中心ラインを正中線に合わせると、全体的にバランスが取れた歯並びになります。

生物的幅径（Biological width diameter）

口元の美しさには「歯茎」も重要な役割を担っています。
当院では歯茎の生物学的幅径に考慮した、適合性の良い被せ物を製作しています。

取り組み3　日本歯科保存学会「認定医」が在籍

どれだけ美しい歯を手に入れたとしても、その歯を維持できなければ意味がありません。当院には日本歯科保存学会「認定医」が在籍しているため、治療後も見据えた審美セラミック治療が可能です。

取り組み4　「マイクロスコープ／高倍率ルーペ」の活用

被せ物と天然歯の間には「隙間」ができやすく、そこから虫歯菌が侵入すると、被せ物の下で虫歯が進行してしまいます。そのため、当院では、マイクロスコープや高倍率ルーペを活用しています。

どちらも、視野を肉眼の数倍～十数倍まで拡大してくれるため、隙間なく被せ物を装着することが可能です。こうすることで、被せ物と周囲の天然歯との密着度が高まり、隙間を減少させ、虫歯菌の侵入を防ぎます。

取り組み5　「歯科技工士」との連携

被せ物のクオリティは、歯科技工士の腕と技術によります。当院では、歯科技工所「クラフトゼロ」と連携しております。また、歯科技工士が実際に立ち合い、患者さんのお口の状態を確認しながら、その方に最適な被せ物をお作りします。