虫歯

歯科治療＝「痛い」「怖い」といったイメージお持ちの方は多いと思います。しかし、医療技術の発達により、現在では「ほとんど痛みを感じない」治療が可能になっています。

藤沢駅こう歯科おとなとこどもの歯医者さんでは、可能な限り痛みを抑えた治療を行っています。そのために当院が行っている取り組みについて、ご紹介します。

当院には日本歯科保存学会「認定医」が在籍しています。日本歯科保存学会は、歯を抜くことなく、いつまでも自分の歯で噛めるように治療を行い、大切な歯を口の中に維持、保存し機能させていくための研究教育を目的とした3つの専門分野、「保存修復学」、「歯内療法学」、「歯周病学」に関わる人々の集まりです。当院の院長はこの学会に所属し、日々、知識と技術の研鑽を積んでいます。

日本歯科保存学会「認定医」とは

（1）日本国歯科医師の免許を有する者
（2）認定医申請時に2年以上継続して本会会員であること
（3）臨床研修医終了後、2年以上本会が認める研修施設において研修を満たした者、あるいは、社団法人日本歯科医師会の正会員又は準会員（専門医規則に準ずる.）である者
（4）本会認定医制度施行細則（以下「細則」という.）第9条に定める所定の研修単位を満たした者
（5）現在、歯科保存治療に携わっている者

「麻酔の注射が痛い」とおっしゃる患者さんはたくさんいらっしゃいます。当院では、表面麻酔を活用してこの痛みを軽減しています。あらかじめ注射をする部位に麻酔液を塗り、注射時の痛みを抑えています。

注射針は細ければ細いほど痛みを抑えられると言われています。当院では、通常よりも細い「極細の針」を使用します。

麻酔注射を急激に注入すると痛みや不快感の原因になることがあります。そのため、一定の速度で麻酔液を注入できる「電動注射器」を活用し、痛みや不快感を軽減しています。

実はお口の中には痛みを感じやすい部位とそうでない部位があります。そのため、まずは痛みを感じやすい部位から麻酔を行い、徐々に麻酔の範囲を広げていきます。

う蝕検知液は虫歯に感染した部位のみを赤く染め出してくれる特殊な薬剤です。健康な歯には反応しないため、色がついた部分のみを削ることで、虫歯の部位だけを効果的に除去することが可能です。

ダイアグノデントは、レーザーに光を当てて虫歯を検出できる機器です。この機器は、肉眼では見落としがちな歯と歯の間の虫歯も発見できるという特徴があります。

また、初期段階の虫歯も検知できるため、早期に虫歯を発見し治療することが可能になります。

当院では「MTAセメント」という薬剤を用いた治療を行っています。

ズキンズキンとした歯の痛みがある場合、虫歯が歯の神経の近くまで進行しているか、虫歯菌に神経が侵されている可能性があります。この状態になると、通常「神経を取る」治療が行われていましたが、歯の神経は歯に栄養を供給する重要な役割を果たしています。

神経を失うことで、歯は栄養を受け取れなくなり、時間が経つにつれて脆くなります。脆くなった歯は、硬い食べ物を噛んだり、歯ぎしりをする際に割れる可能性があり、最終的には抜歯されることになります。つまり、歯の寿命を長くするためには、過度に神経を摘出することは避けるべきです。

MTAセメントには下記の特徴があるため、神経を除去せず治療を行うことができます。
●虫歯を「殺菌する」効果
●細菌が侵入する「隙間」を防ぐ効果
●神経を「保護」する効果

虫歯が進行し、右の写真のように歯が崩壊してしまった場合、通常は多くの場合に「抜歯」となります。治療の基本的な流れは虫歯を削り、被せ物を装着することですが、歯がこのように崩壊してしまうと、被せ物を取り付ける場所がほとんど残っていないためです。

しかし、当院では「エクストリュージョン法」という治療法を使用することで、抜歯せずに治療できる場合があります。エクストリュージョン法は、矯正治療の一種で、歯の根が歯茎に埋もれている場合、これらの歯根を外に引き出し、被せ物を取り付けるための場所を作る方法です。